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2014年7月6日日曜日

放送界・上半期を回顧


気になったニュースのφ(..)メモメモ

真央と、ゆづの…



















放送界 上半期を回顧

二〇一四年も半年が過ぎようとしている。一月に就任したNHKの籾井勝人(もみいかつと)会長の問題発言や、フジ「笑っていいとも!」の終了、ソチ冬季五輪やサッカーのワールドカップ(W杯)の中継など、放送界ではさまざまな出来事が起きて、話題となり、波紋も広がった。一四年の放送界上半期を振り返る。 (藤浪繁雄、中村信也、山岸利行)
 ◇NHK問題 日本ユニシス元社長の籾井氏が一月二十五日にNHK会長に就任。その日の会見で「従軍慰安婦は戦争地域にはどこの国でもあった」と発言したほか、秘密保護法について「(国会を)通っちゃったんで言ってもしょうがない」、番組編集権には「最終的には会長が決める。了解を取ってもらわなければ困る」などと語り、国内外から批判を招いた。
 これらに靖国参拝、領土問題などをめぐる見解を加えた五項目は「個人的見解だった」として二月の国会答弁で取り消したが、その後も公共放送トップの資質が問われている。
 一方、NHK経営委員にも問題視される言動が明らかになった。安倍晋三首相を支持している作家の百田(ひゃくた)尚樹氏が、都知事選で特定候補の応援を行い、南京事件など歴史認識に関する持論を述べ、他の候補者を「人間のくずみたいなもの」と呼んだ。その後も問題発言を続けている。
 埼玉大学名誉教授の長谷川三千子氏は、新聞社内で拳銃自殺した政治団体元幹部をたたえる追悼文を発表していたことが発覚した。
 ◇「明日(あした)、ママがいない」問題 児童養護施設を舞台にした日本テレビのドラマ「明日、ママがいない」(一~三月放送)が関係者を傷つけるなどとして各方面に影響が広がった。赤ちゃんポストに預けられていた少女を「ポスト」と呼ぶ場面などを問題視して放送中止を求められたが、「最後まで見ていただければ意図は理解していただける」と日テレは全九話を放送。
 スポンサーがCMを見合わせる事態にもなった。放送倫理・番組向上機構(BPO)「放送と青少年に関する委員会」は視聴者からの批判がスポンサーに影響を及ぼす事態に「(批判が)放送局と視聴者双方の表現の自由を制限する方向に向かわないようにすることが今回、社会に投げかけた教訓といえよう」との委員長コメントを発表した。
 ◇「いいとも」終了、後番組不振 一九八二年に始まったフジテレビのお昼の生番組「笑っていいとも!」が三月末、三十二年の歴史に幕。バラエティー番組の型をつくったが近年は視聴率が低迷していた。四月からは情報バラエティー「バイキング」に替わったが視聴率2~3%台が目立ち、不振が続いている。
 ◇4Kの試験放送開始 フルハイビジョンの四倍の解像度をもつ「4K」のテレビ映像を流す国内初の試験放送が、六月二日に始まった。放送局や電機メーカーが中心の業界団体「次世代放送推進フォーラム」が、スカパーJSATのCS放送波を使って実験しており、音楽ライブや紀行、スポーツなどを無料で視聴できるが、一般家庭への普及はこれから。二〇一六年には本放送が予定され、NHKが推進している8Kの試験放送も計画されている。
 「K」は千を意味するキロのことで、4Kテレビの映像の画素数は横三千八百四十、縦二千百六十。横方向の画素数にちなんで4Kと呼ぶ。
 ◇ソチ五輪&W杯 二月のソチ冬季五輪では、競技の放送は日本時間の深夜や未明が多かったが話題となった。羽生結弦選手が金メダルに輝いたフィギュアスケート男子シングルフリーの視聴率は16・6%で、浅田真央選手が活躍した女子シングルフリーなども関心を集めた。
 一方で、放送権料は高騰が続く。東京大会を含む一八~二四年の五輪四大会の日本向け放送権料は千百億円で、先日、NHKと民放でつくるジャパンコンソーシアムが国際オリンピック委員会と合意。一八年の平昌(ピョンチャン)(韓国)冬季と二〇年東京の二大会は、ソチと一六年リオデジャネイロの二大会分と比べ、約一・八倍に。
 サッカーW杯は、日本の初戦、対コートジボワール戦の後半が46・6%で、今年の最高視聴率を記録。二戦目の対ギリシャ戦は33・6%、三戦目の対コロンビア戦は37・4%。
 (文中の視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

2014年6月28日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2014062802000133.html










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